農業をはじめ作物栽培や食・環境の基礎知識の習得を通じて農業への理解を深める日本農業検定は、今年1月に実施した第6回目の検定に、JAグループをはじめ学校、一般企業、都市住民などから2991名が受検し、これまでの受検者が1万3000名を超えた。
今回の検定では、農業の総合的な知識を問う1級は343名が挑戦して127名が合格(合格率37%)、2級には1004名が受検し613名が合格(同61%)、3級は1644名が受検して1178名が合格(同71%)だった。JAグループからは1級に213名、2級に809名、3級に1317名が受検した。
同検定事務局の(一社)全国農協観光協会では、「農業や食への理解促進と農業への関心を高める検定として着実に浸透してきた。JAグループからも自己改革を実践するなか、新入職員、渉外担当者、農業現場と接する機会が少ない窓口業務の職員に農業への理解を深めてもらう他、営農指導員ら専門職員のスキルアップにつなげようと受検を勧める例が増えている」と話す。
2019年度・第7回日本農業検定は、今年10月から受検申込を開始し、来年1月に個人・団体の受検(1~3級)を実施する予定。