農林中央金庫千葉支店は2日、千葉県森林組合連合会等と連携し、国産材利用拡大活動の一環として流山市立おおぐろの森小学校の児童を対象に、木製品の寄贈や記念樹植樹、木育の授業を実施した。
同小学校は日本最大規模の木造校舎で、2021年4月に開校。国産材利用拡大を推進している農林中金は、千葉県産材を利用した木製の黒板消しクリーナー置台16基を寄贈し、校舎の建材にも使われている「マテバシイ」の植樹を行った。5、6年生を対象にした木育の授業では、千葉県森林組合が講師を務め、森林の持つ多面的機能等について講義。子どもたちは真剣なまなざしで授業を受けていた。
おおぐろの森小学校の遠藤由樹校長は、「本校の雰囲気にマッチしているものをいただいて大変ありがたい。木材で囲まれていることで、児童たちはのびのびとあたたかな気持ちで学校生活を送れると思う」とコメントしている。
農林中金は、森林組合系統と連携し、公共施設への木製品寄贈や子どもたちへの木育活動等、木のぬくもりや森林の大切さを伝える取組みを通じ、国産材利用拡大を目指す活動を実施。千葉県での国産材利用拡大活動は2017年度から開始しており、これまでに山武市の小学校での木育活動や、東庄町へ木製テーブル寄贈の取組みを行っている。
千葉支店の宮之原雅一支店長は、「森林はSDGsに貢献する大切な資源。今回の一連の取組みをきっかけに、子どもたちに国産材の持つ良さを知ってもらいたい。農林中央金庫としては今後も森林系統組織と協働し、国産材の利用拡大に向けた取組みを継続していく」と話した。