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岩手県森連と農中仙台支店が盛岡市材木町商店街振興組合にプランターカバー寄贈

2021年3月26日

 岩手県森林組合連合会と農林中央金庫仙台支店が実施する国産材利用拡大活動「いわての木、めぐみめぐるプロジェクト」の一環で25日、盛岡市材木町商店街振興組合に木製プランターカバーが贈られた。

 同プロジェクトでは、SGEC森林認証(環境保全や森林の持続性等に配慮しながら適切に生産された木材であることを表示管理する、日本の森林を対象とした制度)を取得している㈲二和木材、㈲マルヒ製材が協力して、岩手県産スギの森林認証材を使用したプランターカバーキットを制作した。今年2月には、木工工作会を計4回開催、親子を中心とした盛岡市内の一般市民が参加して、森林・林業・木材等に関する授業や、プランターカバーキットを製品にした。プランターカバーは114個製作され、うち77個が、盛岡市材木町商店街振興組合をはじめとする市内各地の団体・公共施設等へ寄贈される。

 25日に行われた贈呈式に出席した、農林中金仙台支店の徳永雄亮支店長は「ぜひ有効にご活用いただき、木の良さやあたたかさを、商店街を訪れる多くの方に広めていただきたい」、岩手県森連の澤口良喜代表理事専務は「材木町商店街は「よ市」が開催されるなどにぎわう場所。ぜひプランターカバーを使っていただき、木の風合いを皆さんに楽しんでいただきたい」と挨拶。盛岡市材木町商店街振興組合の山口朋久理事長は「プロジェクトの趣旨や、製品が完成するまでの過程等を知り、非常に重要なものをいただいたと感じる。大切に使わせていただく」を謝辞を述べた。

《いわての木、めぐみめぐるプロジェクト》 岩手県の一般市民に森林・林業・木材に対する理解と、SGEC森林認証材の利用拡大を図ることを目的に、岩手県森連と農林中金仙台支店が企画。この森林認証材の利用普及を図ることで、持続可能な開発目標「11.気候変動に具体的な対策を」や「15.陸の豊かさも守ろう」などの課題解決に貢献することがねらい。

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