農林中央金庫中国営業部と広島県森林組合連合会は、東広島市における木育活動支援のため、同市に広島県産材〔ヒノキ〕を利用した「記念撮影用木製フォトフレーム3基」(うち1基は兼キッズサークル)を寄贈した。「憩いの森公園」第一展望台・多目的広場敷地内と東広島市役所本庁舎1階キッズスペースに設置される。
7日に行われた寄贈式で、農林中金岡山支店の熊倉竜也支店長は「東広島市は、『バイオマス産業都市構想』に基づく事業をはじめ、『東広島市環境先進都市ビジョン行動計画』を掲げ、市をあげて『環境』をキーワードとした街づくりに大変力を入れて取り組まれている。『憩いの森公園』には、自然に触れ合いながら楽しく学べる散策の森や、こども広場、桜の名所等々数多くの見どころがあり、山林の保全活動や林業体験を通した木育活動が定期的に開催されている。今回寄贈させていただく木製フォトフレームは、木の良さを感じられるものとなっているので末長くご愛用いただけたら幸い」と挨拶。
東広島市の高垣廣德市長は「東広島市では環境をテーマとした取組みを進めている。10年前は環境基本条例制定、5年前は環境先進都市ビジョンを掲げ、2017年にはバイオマス産業都市認定を受け、今年7月にはSDGs未来都市として県下で初めて指定を受け、循環型の経済を目指しており、今後ますます環境規格を進めていく必要があると考えている。いただいた木製フォトフレームは市民の皆様への啓発の一環として活用させていただきたい」と謝辞を述べた。
なお、同日「憩いの森公園」で、東広島市との共催で、公園内の龍王山を散策し、森林環境、生き物、自然災害など、身近にある様々な環境資源や環境問題を考えるフィールドワークを実施した後、県産材を使った木のスプーンづくり(木工教室)等も行われた。