ホテルアメニティを製造する山陽物産㈱(愛媛県伊予郡松前町)は、食用に適さない古米や砕米を配合したホテルアメニティ商品「バイオマスシリーズ」をこのほど発売した。生物由来資源(バイオマス)を配合したホテルアメニティシリーズ商品は業界初。
従来の歯ブラシはポリプロピレンを7g使用(同社比)していたが、バイオマスシリーズの「お米歯ブラシ」はポリプロピレンを3・38gまで圧縮、古米・砕米を使った米原料を1・82g使用することで、約51%のポリプロピレン削減を達成したという。またヘアブラシも14gのポリプロピレンを使用していたが6・72gまで圧縮、米原料を1・68g使用し約52%のポリプロピレン削減を実現した。
両商品とも、使用後に燃焼させた際に発生するCO2は大気中のCO2増減に影響を与えず、環境に配慮した商品の目印である「バイオマスマーク」を取得している。