JA全農は15日、第2回乾椎茸入札会(静岡県現地特別入札会)を開いた。入札本数は、689(前回370)ケースで、平均値はキロ当たり3925円の強含み。最高値は、静岡県・JA伊豆の国の「花どんこ」でキロ当たり1万1000円だった。
品柄・入札結果について全農では「新春子はバレ葉も含めヒダ色の良いものが多かった。品評会の上位品は引き合いが強く高値で落札された。前回入札会に比べ品質が大幅に上がったため、平均単価は上昇したが、新型コロナウイルスの影響でインバウンド、給食向けの需要が大きく減少しており、昨年と比較すると商社の買い気は弱かった。例年と比べ大葉の比率が多く、小葉が少なかったこともあり、一箱当たりの重量は軽いものが多かった」としている。
また、全農では乾椎茸をめぐる情勢について「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、関係者・参加者の協力を得て、体温チェック、換気、間隔確保、消毒・マスク着用・手洗いの励行など、衛生管理を徹底し開催した。札入れは通常は会議室で行っているが、天候にも恵まれたため3密を避け屋外で行った。テントを張っていただくなど、ご協力に深く感謝する。今後も乾椎茸の円滑な流通のため、状況によって開催時期や方法を検討しながら、衛生管理を行い販売していくので、全国からご出品をお願いしたい」としている。