JA全厚連など6団体で組織する「地域医療を守る病院協議会」は19日、都内で会合を開き、総合診療専門医の取扱について意見を交わした。
日本専門医機構主導の新専門医制度は今年2年目を迎えるが、総合診療専門医を目指す医師が2年間で400名に満たない現状にあることから、今回若い医師が総合診療専門医を目指すような環境の整備が必要だとして、独自に協議を始めたもの。
会合後の記者会見でJA全厚連の中村純誠理事長は「新専門医制度において総合診療専門医を希望する医師は少ない。募集してもなかなか集まらないのが現実だ。総合診療専門医を目指す医師が増えるような条件整備・環境整備がなされ、育成を整備すべきだろう。出来るだけ多くの医師に地方に来ていただきたい」と語った。