三菱地所㈱、静岡ガス&パワー㈱、プロスペックAZ㈱は、3社共同で合弁会社「東松山バイオマス発電合同会社」(埼玉県東松山市、資本金1億円)をこのほど設立、街路樹の剪定枝等を活用したバイオマス発電事業に参入することを明らかにした。埼玉県東松山市にバイオマス発電所(発電容量1990kW)を開発、2022年度から運転を開始する予定。
都市部の街路樹や公園の樹木などの生育に伴って発生する剪定枝の推定量は関東1都6県だけでも年間約50万tともいわれており、その大部分は、廃棄処分または焼却処分されている。
この発電事業では、都市の廃棄物である街路樹や公園の樹木などから発生した剪定材を燃料として再利用し、年間約1500万kWh(一般家庭で約4800世帯分の電力に相当)を発電、年間約6900tのCO2削減を見込んでいる。