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日本文化厚生連が臨時総会開き、令和3年度事業計画を承認

2021年4月19日

厚生連医療・農協福祉の経営改善と安心の地域づくりを支援

 日本文化厚生農業協同組合連合会(八木岡努経営管理委員会会長)は15日に開いた臨時総会で、令和3年度(第74年度)事業計画を承認した。

 八木岡会長は、令和2年度の医薬品と医療材料の共同購入が価格交渉の目標を達成したこと等を報告、「結果として会員厚生連への還元成果は、医薬品・医療材料分野だけでも20億4千万円となった。皆さんの努力と会員の結集によるものと感謝申し上げる。今年度も厳しいスタートになるが、会員の結集の大切さを改めて皆で共有したい」と述べた。

 令和3年度は、①「コロナ対策特別アピール」令和3年度実践方針の実践、②医薬品、医療材料等の共同購入による会員還元の最大化、③厚生連と農協が連携した「安心の地域づくり」の支援の強化、を重点事項に据えている。新型コロナ感染症を予防し地域医療・福祉を守る取組みの先頭に立つ会員厚生連・会員単協の経営を守るため、▽会員の要望に基づき政府等への要請活動を実施、▽感染防護資材をはじめ薬品・資材・器械等の安定供給および高騰対策への取組み、▽感染症対策にかかる組合員・住民の「安心の地域づくり活動」の支援、等を実践方針の柱に設定。

 会員の経営健全化のための共同購入事業と協同活動に全力で取り組むこととし、「第9次中期事業計画」の2年度目として、会員とともに進める、「組織ビジョン」「事業ビジョン」と、文化連自身の「自己改革」方針に基づき、全国の協同の力で豊かで暮らしやすい地域社会の実現を目指すことを掲げている。

※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載しております。

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